『モンスターメーカー』レビュー!ダンジョン攻略の面白さが味わえる名作カードゲーム

 

日本におけるカードゲーム文化の礎をきずいたともいえる、『モンスターメーカー』。1988年に第一作目が発売され、今なお根強い人気をほこっているシリーズです。

 

 

僕も少年期は『遊戯王』や『デュエルマスターズ』といったトレーディングカードゲームにどっぷりとハマっていたので、”バトルモノのカードゲーム”と聞いただけでテンションが上がってしまいます。

 

2017年11月に、『モンスターメーカー』一作目のリメイク版が発売されました。オリジナル版はプレイしたことがなかったので、「この機会に遊んでみたい!」と思い購入。

 

今回は、『モンスターメーカー』の遊び方や魅力についてお伝えいたします。

 

『モンスターメーカー』ってどんなゲーム?

 

迷宮を進んでお宝を持ち帰る!ダンジョン攻略型カードゲーム

 

 

発売日 2017年11月21日
発売元 アークライト
プレイ人数 2~6人
プレイ時間 25~30分
価格 3,500円(税別)

 

『モンスターメーカー』は、手札にある「迷宮カード」を使ってダンジョンを進んでき、ダンジョン最深部にある「宝物カード」を持ち帰ってくるというゲームです。

 

 

一番最初にダンジョンから脱出できた人は帰還ボーナスポイントがもらえる上、逆にダンジョンから帰ってこれなかった人にはペナルティが付いたりするので、誰よりも先にダンジョンを進まなければいけません。

 

宝物カードや帰還ボーナス、ペナルティを精算して、最後に一番ポイント数の多かった人が勝ちとなります。

 

他の人がダンジョンを進めないように、相手の迷宮にモンスターを召喚して邪魔をしたり、キャラクターカードを使ってモンスターを倒しながら進んでいくのが面白いゲームです。

 

 

1ターンのうちにできる行動は、「迷宮の移動」「モンスターを召喚」「モンスターと戦闘」「手札の破棄」のうちどれか1つだけなので、今はとにかく迷宮を進むべきなのか、それとも相手の邪魔をして足止めしておくべきなのかなどその時の状況に応じて判断する必要があります。

 

ターン終了時に手札が5枚になるまでドローできるので、いい手札がない場合はあえて手札を破棄して、入れ替えることも重要。

 

2人~6人までプレイできるので、人数にかかわらず気軽に楽しめるカードゲームです。

 

『モンスターメーカー』を遊んでみた感想

 

RPGやダンジョン攻略のワクワク感がカードゲームで楽しめる!

 

 

僕の中でダンジョン攻略といえば、『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』のようなテレビゲームしか今まで意識になかったのですが、RPGのようなワクワク感をカードゲームでも味わえるというのに驚きました。

 

ゲームは基本的に、10~40までの数字が書かれた迷宮カードを場に出していき進んでいきます。自分の場に出した迷宮カードの数が合計で100になればダンジョン最深部に到達し、お宝ゲット

 

 

お宝を手に入れたらゴールではなく、きちんと来た道を戻ってお宝を持ち帰らなければいけません。往路で100進んだら100、110進んでいたら110の復路を戻る必要があります。

 

道中では相手が召喚したモンスターが行く手を阻んだり、引いてしまったら手札をすべて捨てなければならない「トラップカード」の存在があったりと、ひと時も油断できません。

 

 

相手モンスターはただ正面から倒すだけでなく、魔法の剣や槍といった宝物カードでキャラを強化して戦ったり、「回り道カード」を使って避けたりといったこともできます。

 

 

キャラクターカードの強さも一定ではなく、毎回サイコロを振って攻撃力を決めます。サイコロの出目によっては絶対に勝てると思っていた勝負でも負けてしまったり、逆にギリギリの勝負でモンスターを倒せたりといったドキドキも。

 

こういったダンジョン攻略、RPG的なワクワク感をカードゲームで完全に再現しているのがすごい。

 

しかもこのゲームは実際に相手がいて、そのときどきの手札やサイコロの出目によって同じ相手でも毎回結果が異なるんです。

 

 

『遊戯王』や『デュエルマスターズ』のように自分のデッキを組んで戦うカードゲームと違って、慣れている人でも手札が悪ければ勝てませんし、初心者でも手札や宝物カードの引きがよければ勝てちゃったりします。

 

ルールも単純なので、誰でもすぐに覚えられて楽しめるのがいいですね。各プレイヤー分の簡易ルール表がついているのも素晴らしい。

 

 

ここまで面白いゲームだとは正直予想していませんでした。僕も友人もすっかりハマってしまい、会うたびに『モンスターメーカー』を遊んでいます。

 

イラストがポップでカッコいい!

 

 

『モンスターメーカー』はゲーム性も大好きなのですが、それに匹敵するくらい素晴らしいのがモンスターやキャラクターたちのイラストです。

 

「デュラハン」や「ドラゴン」など強力なカードはちゃんと強そうに描かれているし、反対に「ジャックランタン」や「ゴブリン」など弱めのモンスターは可愛らしいイラストになっています。

 

 

キャラクターカードもカッコよく、眺めているだけでも楽しいですね。

 

また、「戦士 アルシャルク」や「魔術師ルフィーア」など、キャラクターカードにそれぞれ名前が決まっているのも、愛着がわく大きなポイントだと思います。

 

手札入れ替えの選択肢が多く、先読みも楽しい

 

 

『モンスターメーカー』は毎ターン終了時に手札が5枚になるまでドローができ、任意で手札の破棄もできるので手札を入れ替える選択肢が多いです。

 

いい手札がないときに手札を破棄して入れ替えるのはもちろん、「今は相手がモンスターに手こずっているから、今のうちに手札を入れ替えて戦力を整えておこう」といった、状況に応じたプレイも楽しめます。

 

手札の破棄は1ターンに何枚でもできるので、いらないカードはごっそり捨てて入れ替えられるのも、膠着状態が生まれにくくていいですね。

 

ほどよく運の要素もあって楽しい

 

 

カードゲームといえば引きの良さなど運要素も大きいですが、その点でも『モンスターメーカー』は絶妙なバランスでできていると思います。

 

「いいカードが引けるかどうか」というドロー運ももちろんですが、「キャラクターカードの攻撃力がサイコロの出目で決まる」というのも面白いポイント

 

たとえば「6D+2」と書かれているキャラクターであれば、「サイコロ6つを振って出た目の合計+2」が攻撃力になります。

 

 

サイコロの期待値から、「6Dのキャラと2Dを出せば確実に倒せるな」といったことを判断して攻撃する必要があります。

 

ですが場合によっては、確実に倒せると思っていたのに出目が悪くて倒せなかったり、逆にこれは無理かもと思っていたのに大きな目が出て倒せたりと、その時の運次第で一喜一憂できる要素があるんです。

 

毎回、「サイコロを振ってみないと結果がわからない」というハラハラドキドキ感もいいですね。友達と遊んでいても、モンスターを攻撃するときが一番盛り上がります。

 

またキャラクターカードだけでなく、宝物カードも運次第で結果が左右される重要な要素です。

 

 

宝物カードの中には「戦士・ドワーフの戦闘力+2」などキャラを強化するものや、「戦闘力-2」「復路の距離に+20(帰るのに必要な迷宮カードの数が多くなる)」など、マイナス効果のあるものもあります。

 

また、ゲーム終了時にサイコロを振って、出た目の数で価値が決まる宝物カードもあるので、最後の最後まで結果がわからないのも面白いですね。

 

まとめ:運要素と戦略のバランスがいい名作カードゲーム!

 

いやぁ、『モンスターメーカー』がここまで面白いとは思っていませんでした。定価3,500円とやや値は張りますが、その価値は十分にあると感じます。

 

2人でも遊べるのが嬉しいですね。やっぱり、プレイ人数3人以上のゲームだと人を集めるのが大変だったりもするので。

 

ルールも単純明快で、運と戦略のバランスがよく何度遊んでも楽しい『モンスターメーカー』。

 

ロールプレイングカードゲームの中ではトップクラスの出来だと思うので、気になる方はぜひチェックしてみてください。おすすめです!

 

このゲームの評価
ルールの分かりやすさ
(4.0)
プレイ時間の短さ
(3.0)
駆け引きの面白さ
(4.0)
運要素の大きさ
(4.0)
デザイン性
(4.0)
価格
(3.0)
少人数でも楽しい
(4.0)
総合評価
(4.0)