『ザ・ゲーム』レビュー!昇降順で数字を並べる協力ゲーム

 

シュテファン・ベンドルフ作のカードゲーム『ザ・ゲーム』を購入。

 

 

真っ赤なパッケージにデカデカとドクロが描かれていて、しかもタイトルが『ザ・ゲーム』という潔よさ。見た瞬間から、「これはただ者じゃねぇな・・・」と感じました。

 

2015年ドイツ年間ゲーム大賞の最終候補にも残った本作。今回は『ザ・ゲーム』についてご紹介したいと思います。

 

『ザ・ゲーム』ってどんなゲーム?

 

昇順・降順で数字を重ねていく協力ゲーム!

 

 

発売日 2016年1月14日
発売元 アークライト
対象年齢 8歳以上
プレイ人数 1~5人
プレイ時間 15~30分
価格 1,800円(税別)

 

『ザ・ゲーム』は2~99までの数字が書かれた「僚属カード」を場に出していき、手札と山札のカードをすべて無くすことができたら勝ちというカードゲームです。

 

対戦方式ではなく、みんなで相談しながら協力してクリアを目指すタイプのゲーム。2~5人でやるのが一般的ですが、1人からでもソリティア感覚で遊ぶことができます。

 

中央の場には1、100と書かれた「結界カード」それぞれ2枚ずつ配置され、その上に数字を重ねていきます。

 

 

ただし、1と書かれた結界カードの上には「2以上で昇順」になるように、100と書かれた結界カードの上には「99以下で降順」になるように配置しなければいけません。

 

そして、自分の手番では必ず2枚以上のカードを出す必要があります。もし誰かが2枚以上カードを出すことができなくなった場合は、その時点で全員の負けです。

 

場にカードが増えてくると、置ける数字の幅がどんどん狭まってきます。あまり数字が飛ばないよう、なるべく近い数字を配置していきながら、すこしずつ手札&山札を減らしていくのがコツ。

 

基本的には昇順・降順でしかカードを置くことはできませんが、特別ルールとして「ちょうど10だけ違うカードは自由に置ける」というものがあります。

 

たとえば昇順の場合、場に「47」が置かれていたら「48以上」のカードしか配置できませんが、ちょうど10違う「37」を持っている場合、それを出すことができます(逆に降順の場合なら、「57」)。

 

 

そうすることで置けるカードの幅が広がるので、後のゲームを有利に進めることが可能です。

 

“相談”することが何より重要!

 

 

ゲーム中は「ここに置くのは大丈夫」「この列はあまり数字を飛ばしてほしくない」など、他のプレイヤーと自由に相談することができまます。

 

ただし、自分の手札の数字を教えたり、それを示唆するようなヒントを与えたりするのは不可。あくまでも数字以外の情報で、コミュニケーションをとらなければいけません。

 

また、「次に大きな仕事をするからここには置かないで!」みたいな相談は、”大きな仕事=10違いの数字を置く”というように特別ルールを使うことを示唆してしまうので、こういった相談もできません。

 

仲間と上手く相談して、どこに置くかをみんなで考えながらプレイしていく楽しさがあります。

 

『ザ・ゲーム』を遊んでみた感想

 

協力ゲームでありながら、息の詰まるような緊張感が味わえる!

 

 

『ザ・ゲーム』は対戦ではなく仲間と協力して遊ぶカードゲームなので、最初は「気楽にワイワイ楽しめるな~」なんて甘く見ていました。しかしながら実際に遊んでみると、これが存外に緊張感のあるゲームだということがわかります。

 

手番では必ず2枚以上カードを出さなければならず、ターン数が進むごとに、場に出せるカードはどんどん減っていきます。序盤はみんな出せるカードが多いので気楽なもんですが、後半になると「うぅ・・・」とか「そこはやばい・・・」みたいな、うめき声がチラホラ聞こえてくる。

 

「やれることがどんどん減っていく」というのは、なんとも息の詰まるような緊張感です。

 

しかしそんな緊張感のなか、「もうダメだ・・・クリアできない」と絶望的になっているときに誰かが±10のカードを出したりすると、一気に息を吹き返す展開もあります。その時の「ああよかった!」という解放感や喜びがたまらない。

 

常に緊張感がただようゲームだからこそ、クリアできた時の気持ちよさも高まります。

 

ルール上は「最終的に、残っている山札&全員の手札が9枚以下なら勝ち」という勝利条件ですが、やはりすべてのカードを無くして完全勝利を目指したくなりますね。何度でも挑戦したくなるよう中毒性があるゲームです。

 

連係プレイが決まったときの楽しさがたまらない!

 

 

『ザ・ゲーム』の特徴でもある、”相談しながらクリアを目指す”というゲーム性。みんなで「この列は出しても大丈夫!」「うーん、ここはできれば避けてほしい」なんて相談し、それが上手く決まったときは本当に楽しいです。

 

特に気持ちいいのが、特別ルールの±10カードを出せたときですね。誰かが上手く出せると、「うおおお!」とか「助かったぁ・・!」といった感じでめちゃくちゃ盛り上がります。

 

限られた情報しか伝えられない中で、連係プレイができたときは本当に嬉しい。その場にいるプレイヤーたちとの距離が、一気に縮まります。

 

緊張感はあるゲームですが、みんなとコミュニケーションを取りながら協力して遊べるので、ギスギスした雰囲気にはならないですね。

 

慣れてきたら、拡張ゲーム「オン・ファイア」で遊ぶことも!

 

 

現在発売されている『ザ・ゲーム』の第2版では、通常ルールのほかに、拡張ゲームである「オン・ファイア」用のカードも封入されています。

 

オン・ファイアは、通常の「22」「33」「44」「55」「66」「77」の6枚の数字を抜き、代わりに同じ数字が書かれたオン・ファイア用の青いカードを入れて遊びます。

 

誰かが青いカードを出した場合、次のプレイヤーは必ず青いカードの上に通常のカードを置かなければいけません。次のプレイヤーのターン終了時に、「すべての列が青くない状態」にしないと、その時点でゲーム終了。全員の敗北となってしまいます。

 

ゲームの難易度が一気に上がるので、慣れてきたら「オン・ファイア」で遊ぶのもおすすめです。

 

ただし、かなり難しくなってしまうので、お子さんや『ザ・ゲーム』を始めたばかりのプレイヤーがいる場合は避けた方がいいでしょう。「オン・ファイア」を入れるときは、よーく考える必要があります。

 

まとめ:シンプルルールですぐに遊べる協力ゲーム!

 

 

『ザ・ゲーム』はルールが分かりやすいので、誰でもすぐに始めることができます。1回遊んだだけで、ルールはカンペキに把握できるでしょう。

 

ただし、そのシンプルなルールとは裏腹に、ゲーム自体の難易度は高めです。クリアできるまで何度でも遊びたくなるような楽しさがあるので、同じメンバーで複数回挑戦してみるのがおすすめ。

 

また、2人から遊べるのがいいですね。人数が集まらなくても楽しめるので、家族や恋人と「協力しながら遊びたい!」という人は『ザ・ゲーム』が向いていると思います。

 

このゲームの評価
ルールの分かりやすさ
(4.0)
プレイ時間の短さ
(3.0)
駆け引きの面白さ
(3.0)
運要素の大きさ
(4.0)
デザイン性
(3.0)
価格
(3.0)
少人数でも楽しい
(4.0)
総合評価
(3.0)

 

 

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